欠測値情報

データ中で欠測値として使用されている記号や符号の情報を入力します。

欠測値の割り当て

欠測となる理由や状況が複数ある場合は、それぞれに異なる欠測値を割り当てて、 区別できるようにする方が良い。 データの利用者が、自分の目的に合わせて欠測を取り扱うことができる からである。

たとえば、渓流の調査の場合、

  • 現地に行けなかった。
  • 現地に行ったが、渓流が干上がっていた。
  • 渓流が流下していたが、機器の故障により現地測定ができなかった。

等の欠測状況が考えられるが、これらを区別することにより、 データ利用者が欠測の補間法を選択する際の重要な情報となる可能性がある。

入力項目

  • コード

    欠測値を表す記号や符号。

  • 定義

    そのコードに割り当てられた欠測状況。

操作

ページ右側の「操作」メニュー

操作 機能
欠測値情報の編集 欠測値の「コード」と「定義」を入力するページを呼び出す。
コピー 入力済みの欠測値情報をひとまとめにして、 コピー用記憶領域にコピーする。
貼付け コピーされたもののうち、任意のものを選んで貼付ける。 元の入力内容は消去される。

解説

‘EML Best Practices 2’ から引用。

「欠測値情報」は任意であるが、データセットの中に存在する どんな欠測値コードをも記述するため、記入されるべきである。 欠測値は明示的に符号化されるべきであり、単なる空欄にするべきではない。 欠測値コードは文字列であり、値ではない。どういう意味かと言うと、 正確な解釈のために、 この欄の内容はデータ値の場所に現れるものと正確に一致しなければならない。 たとえば、もしデータが 0.01 の精度で出力されていて、かつ 欠測値が “-9999.00” という書式であった場合、 「欠測値情報」要素の内容は “-9999” ではなくて “-9999.00” で なければならない。