開発メモ

開発略史

2009年10月:JaLTER 研究集会で「JaLTER データセンター構想」を発表。
2009年末頃:Zope3 上で開発を始める。
2010年11月:JaLTER 研究集会で進捗報告、多数の激励を受ける。
2011年11月頃:BlueBream へ移行。
2012年初夏:解説動画を作成、 Youtube に投稿。
2012年7月:JaLTER 内で運用開始。
2012年8月:Ecological Research Data Papers に供用開始。
2013年4月:バージョン 1.0 としてソースコードを公開。

技術的背景

JDC は開発フレームワークとして Zope3(BlueBream) という比較的無名なソフトウェアを 選択した。その理由としては、

  • 私が Python 常用者であること
  • JDC の開発を始めた頃、ちょうど Zope3 の解説書の和訳本が出版されるなど、 Zope3 に注目が集まっていたこと
  • Zope は完全なオブジェクト指向型フレームワークであり、EMLのような 複雑なモジュール構造を持ったデータを取り扱うのに適していたこと

などがあった。

一方近年、Zope の存在感は年々低下してきており、JDC としても懸念材料である。 Zope のオブジェクト指向DBと他のフレームワークの RDBMS + ORM 構成では 根本的に基本設計が異なるので、フレームワークを乗り換えることも容易ではない。 Zope がメンテナンスされ続ける限り Zope(BlueBream)を使い続けることになるだろう。 現在 Zope4 の開発が進んでいるようであるので、Zope4 をきっかけとして 再び Zope に注目が集まることを期待する。(2015年3月現在)