インストールとセットアップ
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環境など
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:サーバ:    さくらのVPS
:OS:        FreeBSD 10.1-RELEASE-p9
:検証日:    2015-04-10

OS の状態は、基本設定（ネットワーク等）を行い、 bash と vim を pkg から
インストールした状態とする。

FreeBSD 特有の問題として、python の setuptools は、
pkg に収録されているバージョンが 5.5.1 とかなり古いことが
厄介である。
ウェブフレームワークのインストールには比較的新しいバージョンが必要である
一方で、pkg の setuptools は libxml2 などと依存関係にあるので、
単純に setuptools を新しいバージョンに入れ替えるというのも
混乱を生じそうで避けたい。

そこでここでは、virtualenv 環境下で比較的新しい setuptools で
フレームワークのセットアップを実行し、JDC の実行は実環境で行うこととする。



フレームワークのセットアップ
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JDC ではフレームワークとして BlueBream を使用している。

virtualenv 環境作成
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

virtualenv 自体のインストール。

.. code-block:: none

    # pkg install py27-virtualenv


easy_install 用に CA 証明書インストール。

.. code-block:: none

    # pkg install ca_root_nss
    # ln -s /usr/local/share/certs/ca-root-nss.crt /etc/ssl/cert.pem

venv という名前の環境を作成して、その環境に移行する。

.. code-block:: none

    $ virtualenv venv
    $ source venv/bin/activate

BlueBream 環境セットアップのテスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

BlueBream 環境を新規作成してセットアップしてみる。

基本的には不要だが、何かトラブルがあって原因切り分けの必要があったら
以下を実行する。

.. code-block:: none

    (venv)$ easy_install bluebream
    (venv)$ paster create -t bluebream test
    (venv)$ cd test
    (venv)$ python bootstrap.py --setuptools
    (venv)$ ./bin/buildout
    (venv)$ ./bin/paster serve debug.ini
    (Ctl-C)

BlueBream のコアが立ち上がって listen 状態になったら OK。

JDC に BlueBream環境をセットアップ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

JDC のソースを展開してトップディレクトリに移動する。
たとえば、

.. code-block:: none

    (venv)$ svn export file:///svn/.../trunk jdc
    (venv)$ cd jdc


そして buildout を実行する。

.. code-block:: none

    (venv)$ python bootstrap.py --setuptools
    (venv)$ ./bin/buildout


実環境用設定
~~~~~~~~~~~~~~

virtualenv 環境から抜ける。

.. code-block:: none

    (venv)$ deactivate

bin/paster を実環境用に修正。

.. code-block:: none

    #!/usr/local/bin/python     <- 修正
    ..snip..
      '/.../venv/lib/python2.7/site-packages/Paste-1.7.5.1-py2.7.egg',  <- トル

Paste 関連を実環境にインストールする。

.. code-block:: none

    # pkg install py27-Paste
    # pkg install py27-PasteDeploy
    # pkg install py27-PasteScript


JDC 実行環境の構築
---------------------

JDC が使用する python ライブラリをインストールする。

.. code-block:: none

    # pkg install py27-libxml2
    # pkg install py27-libxslt
    # pkg install py27-imaging
    # pkg install py27-dateutil
    # pkg install py27-xlrd
    # pkg install py27-openpyxl


JDC の起動テスト。
listen 状態になったら正常。

.. code-block:: none

    # ./bin/paster serve debug.ini
    (Ctl-C)

listen するポート番号は deploy.ini で指定する。

.. code-block:: none

    port = 8081

JDC をデーモンとして起動する場合は --daemon オプションを付ける。
デーモンを停止す場合は --stop-daemon を付ける。

.. code-block:: none

    # ./bin/paster serve deploy.ini --daemon
    # ./bin/paster serve --stop-daemon


Apache httpd の設定
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Apache にリバースプロキシさせる場合、
JDCに正しいURLを通知するための設定が必要である。

たとえば JDC のトップページの URL が http://www.emaita.jp/jdc/ の場合、
Apache の設定ファイルに以下のように記述する。

.. code-block:: none

    ProxyPass /jdc/ http://localhost:8081/++vh++http:www.emaita.jp:80/jdc/++/
    ProxyPassReverse /jdc/ http://localhost:8081/